電気屋さんに聞く エアコンてなんで冷たい空気が出るんですか?【第2回】

記録的な猛暑により、毎日暑い!

屋外、屋内問わずじっとしているだけでも汗がにじんできますね。

そんな中、報道などでもエアコンの適切な使用について叫ばれるようになりました。

そこで疑問なんですが、そもそもエアコンて、どうやって冷たい風を出しているんですか?

聞いてみましょう、十字町商店会の電気屋さん、ユニオンデンキさんに。

 

電気屋さんに聞く エアコンてなんで冷たい空気が出るんですか?【第1回】

2018.08.21

ユニオンさん

━━前回までエアコンの空気を冷やす仕組みや、効率的な使い方をお聞きしました。選び方の続きなんですが…。

ユニオンさん まず知らなければいけないのは、イニシャルコストランニングコストという言葉です。イニシャルコストとは言ってみれば“機器を買うための金額”です。「10万円で取り付け無料」なんて表記されているエアコンを購入するとイニシャルコストは10万円となる訳です。

一方ランニングコストは“機器を動かすのに必要な金額”です。エアコンは電気で動くので、使用する間、電気代が発生します。あんまり暑いので毎日冷房を使用していたら電気代が5万円に! なんてことがあれば、ランニングコストは月5万円となります。

━━イニシャルコストは店頭に表記されているエアコンの値段なんですね、ランニングコストも表記されているんですか?

ユニオンさんされています。店頭に記載されている場合もあるし、なければカタログなどを見てみると、明示されています。

“消費電力”という項目が該当箇所です。これは基準として決められた時間と設定温度で稼働したときに「どの程度の電力を消費するのか」が表記されています。

━━なるほど。

カタログ

ユニオンさん 規約として各メーカーで基準が同じです。

━━見てみると、イニシャルコストが高い方が、比較的消費電力が少ないですね。

カタログ2

ユニオンさん 機種などにもよるんですが、そういう傾向もあります。

ご覧の通りエアコンを買う際はイニシャルコストだけではなく、ランニングコストを含めた金額で決めないと、安く購入したエアコンなのに、使用している内に高いエアコンを購入した場合と同じ金額になる、なんてこともあります。

イニシャルコスト、ランニングコストを足して考えて、より高機能なものを選んだ場合とどの程度の差額があるのかを考えてみると、より効率的なお買い物ができますよ。

基準としては、おおむね、期間消費電力量に×25円ほどすると、1カ月の電気代が分かりますので。

━━ようやくカタログの見方が分かりました。なんとなくイニシャルコストが安いものだけを購入していたので、長期で見たら損をしているような気がしてきました。

ユニオンさん 次に買い替えるときは、是非比較の参考にしてみてください。エアコンは1年ごとに買い替えるようなものではありませんから、長期的な想定をして購入しないと、効率的ではないですね。

━━ちなみに、前に聞いたことがあるのですが、エアコンの電源はONにしたりOFFにしたりと小まめに変えるよりも、ONのままにした方が電気代が安いなんてきいたことがあるんですが。

ユニオンさん 今はインバーターエアコンだから、まあ、ランニングコストに少しは影響あるかもしれないけれど。

━━インバーターエアコンてなんですか?

ユニオンさん たとえば、エアコンの電源をONにしますよね。そのときに、最大パワーでスタートすると負荷が大きくなってしまいます。そこで、徐々に出力をあげていく機能を付けたのがインバーターエアコンです。

━━なるほど、例えば帰宅して家中のエアコンをつけたときに、全部が120%の力で稼働したとすると大変ですね。

ユニオンさん 今のエアコンは優秀ですから。あとは、電気料金の契約形態にも注意ですね。ご家庭によっては、5キロワットで契約していて1時間以上瞬間需要が6キロワットとかになった際に、自動的に6キロワットとか7キロワットの契約に自動で更新される契約形態があるんです。

━━え、自動ですか!?

ユニオンさん2

ユニオンさん 自動です。なので、インバーターでない古いエアコンの場合は、数台を一斉に動かすのではなく、1台ずつにするか、インバーターエアコンに買い替えてあげたほうがランニングコストは大分安く済むという場合もあります。なにせ年間の金額が上がってしまいますので。

━━ちょっと心配になってきました。帰宅したらすぐに契約形態を確認します…。

ユニオンさん はい。まあ、今回のお話は、電気屋さんに聞けば教えてくれる基本的なものです。

エアコンには、業務用のものがあったり、スポットクーラーと呼ばれる室外機の必要のないものもあります。

しかし、それぞれにメリット・デメリットがあったりするので、まずは使用環境、そしてどんな風に使用したいのかをプロに相談するのもいいかもしれません。

━━そうですね。基本的な知識を持って相談すればより良い買い物ができそうです! 今日はありがとうございました!

 

暑い夏の時期だけではなく、冬にも使用する身近な電化製品エアコン。

どういう仕組みかを知ると、また違った使い方や選び方が見えてきますね。

かしこいお買い物をして、省エネでいきましょう!

教えてくれたのは

ユニオンデンキ
家電販売・修理・工事
住所 小田原市南町2-2-58
電話 0465-23-1451
営業時間 9:30〜19:00
定休日 水曜・祭日

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ABOUTこの記事をかいた人

のじ さとし

編集者、ライターの のじさとしです。ラーメンを食べると胃にくる30代。新聞社→出版系の編集プロダクション→自転車屋さんとライター編集業の兼業、と順調に一般社会人のレールを外れています。商店会では撮影、ライティングなどを担当しています。