十字町商店会について

歴史と文化の出会う街 十字町商店会

いつも十字町商店会会員店をご愛顧いただき、まことにありがとうございます。

歴史と文化の出会う当商店会へようこそ。

十字町商店会は発足して今年で60年以上。この間には紆余曲折も経験しましたが、皆様に支えられ今まで営々と継続を許されています(2018年4月1日より“お城南通り商店会”から“十字町商店会”と名称を改め、再出発を図りました)。

さて当商店会は国道1号線沿いで古の東海道にあり、その前身は小田原城の城下町として、また東海道中の宿場町として賑わいを見せていました。

当時は筋違橋(すじかいばし)、欄干橋(らんかんばし)の二町(現、南町・本町)にまたがった地域とされていましたが、現在では2つの地域は合わさり、十字町商店会と呼ばれています。

加えて最近では御幸が浜に近い中宿・本町(現、本町)の地域が加わり、加盟商店も増加しています。

商店会近辺は明治から昭和にかけては交通の要衝としても機能し、国府津・湯本間を結んだ路面電車の主要な旧停車場が界隈に3カ所あり、その1つの早川口は熱海の温泉場に至る人車・軽便鉄道の始発駅でもありました。

現在では街の整備も進み歴史深い趣も新たになっていますが、当商店会で旧十字町界隈の歴史と文化を継承し紹介する“十字町ヒストリア”を運営しています。

歴史だけではなく当地にかつて居住した政治家、軍人、文学者、財界人の方々の地域に残した足跡をたどり、小田原の文化にいかに重く関わりを持たれていたかも掘り下げてご紹介していますので、一度お気軽にお出かけ下さい。

『温故知新』の言葉通り、先人の知恵を学び、現在の人々の必要に答えるため、新しい感覚でお客様と共に歩みたいと思っています。

十字町商店会はそんな情熱に溢れた商店・事業所の集合体です。どうぞこれからも十字町商店会を宜しくお願い致します。

十字町商店会 会長 松山 榮